日光仏岩(ほとけいわ)六部天

 日光仏岩(ほとけいわ)六部天(栃木県日光市山内)

日光仏岩六部天(江戸時代初期)

梵天、帝釈天と四天王のうちの三体、不動明王の石像、六体が並んでいる。(現地案内板の説明)

 梵天像(向かって左から三体目)

梵天頭部(江戸時代初期)

梵天は、ヒンドゥー教の三大神の一つで、世界の創造を司るとされるブラフマン

梵天は帝釈天(インドラ)と一対で如来や菩薩の脇侍(きょうじ)となる三尊形式で造られる。十二天、二十八部衆の一尊

日光六部天の内、梵天像がとりわけ美しい。木彫仏を思わせる雰囲気を持つ

 四天王(向かって右端)

精緻な彫刻で表情まで鮮やかに彫り込んでいる。石仏とは思えないほどの出来栄えである。露天で見れてありがたく思う

四天王は、仏法世界の中心、須弥山を護る守護神。持国天(東方)、増長天(南方)、広目天(西方)、多門天(北方)が四方を護る

 帝釈天像(向かって左端)

帝釈天像(江戸時代初期)

帝釈天はヒンドゥー教の神、インドラが仏教に取り入れられたもので、梵天と共に一対の守護神として表される

帝釈天は、王族、武士階級のクシャトリヤと関係が深い

この帝釈天も、精神性まで彫りこんで独特の世界を作っている。開放されたほとんど人気(ひとけ)のないこの場所でじっくりと味わいたい

輪王寺開山堂(重要文化財、江戸時代、重層宝形作り)

堂内には、地蔵菩薩と開祖、勝道上人及びその十大弟子の木像が安置されている。裏側が仏岩

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五輪塔(勝道上人の墓)(江戸時代)

日光開山の祖、勝道上人は仏岩で荼毘に付された。仏岩谷の上方に埋葬されたが、開山堂が建てられた時、遺骨もここに移された(現地説明板)

 石  仏-紀年順-目次

*JR・東武鉄道日光駅より、東武バス乗車、「神橋」下車、徒歩約15分。日本の塔の重文三重塔で、修理が終わった輪王寺三重塔が、実質的に撮り残した残している最後の塔であったため輪王寺三重塔の撮影を目的に日光に行った。地方仏(木像)も含め、かなりの数の仏像を見てきたが、六部天の石仏は心がおどった。

(撮影:平成19年5月2日)