知足院(ちそくいん)(千葉県香取市本矢作1012-1)
阿弥陀種子「キリーク」を主尊とする下総板碑で、知足院では一番古い南北朝時代前期 康永元年(1342)の紀年銘がある。
知足院(ちそくいん) 阿弥陀種子板碑 (南北朝時代前期 康永元年 1342年、黒雲母片岩、高さ 106Cm 幅 49Cm)
本堂に向って左手手前、五基縦列板碑群の一番前に立つ。身部は、中央に天蓋と蓮座で荘厳した阿弥陀種子「キリーク」を大きく刻む。 |
阿弥陀種子の向って右に「康永元年(1342)壬午、十一月廿二日」の刻銘がある。左側の刻銘は、磨滅し不明。
板碑 頭部
頭部は緩い山形、下に二条線、身部の輪郭はない。
阿弥陀種子「キリーク」は、瓔珞(ようらく)のついた天蓋で荘厳されている。 | 刻銘:「康永元年(1342)、壬午」 |
知足院(ちそくいん)阿弥陀種子板碑 (千葉県香取市本矢作1012-1)
知足院(ちそくいん)阿弥陀種子板碑 (黒雲母片岩)
五基縦列板碑群の前から二基目。碑面中央に天蓋と蓮座で荘厳された阿弥陀種子「キリーク」、左右に梵字が刻まれている。紀年銘は、不明。
知足院(ちそくいん)阿弥陀種子板碑(千葉県香取市本矢作1012-1)
知足院(ちそくいん)阿弥陀種子板碑 (黒雲母片岩)
五基縦列板碑群、前から三基目。碑面中央 月輪内に天蓋と蓮座で荘厳された阿弥陀種子「キリーク」が刻まれている。紀年銘は、不明。
知足院(ちそくいん)阿弥陀種子板碑(千葉県香取市本矢作1012-1)
知足院(ちそくいん)阿弥陀種子板碑 (黒雲母片岩)
五基縦列板碑群、前から四基目。碑面中央に天蓋と蓮座で荘厳された阿弥陀種子「キリーク」が刻まれている。紀年銘は、不明。
知足院(ちそくいん)阿弥陀種子板碑(千葉県香取市本矢作1012-1)
知足院(ちそくいん)阿弥陀種子板碑 (黒雲母片岩)
五基縦列板碑群、最後尾。碑面中央に天蓋と蓮座で荘厳された阿弥陀種子「キリーク」、主尊の上方・左右に各五個の梵字が月輪内に刻まれている。
上方に五大四門の梵字、左右に十仏を刻む門前の板碑と同じ構成で、紀年銘は不明。
知足院 板碑群
境内に立つ五基の下総板碑。五基とも、頭部山形で下に二条線を刻む武蔵型板碑と似ており、南北朝期の板碑と思われる。
知足院 本堂
知足院は、室町時代中期 文亀年間(1501~04年)の開山という。
*JR成田線「佐原駅」下車、南方向へ約7Km。JR佐原駅前にレンタサイクルがあるので、便利に利用できる。
(撮影:平成25年3月12日)