大法寺(だいほうじ)阿弥陀一尊図像板碑

 大法寺(だいほうじ)(千葉県香取市森戸438)

  阿弥陀坐像を図像で刻んだ美しい板碑で、南北朝時代中期 貞治四年(1365)の紀年銘がある。

大法寺 阿弥陀一尊図像板碑 (南北朝時代中期 貞治四年 1365年、黒雲母片岩、高さ 49Cm 幅 44Cm)

本堂に向って左端、覆屋内に祀られている。身部は、二重円光背を負い蓮台上に坐す阿弥陀如来を図像で刻み、左右に願文と紀年銘を刻む。

板碑 頭部

頭部上方を損傷する。下に二条線、身部の輪郭はない。

身部下方

刻銘は、向って右に「為父母也」、左に「貞治二二(四)(1365)一月 日」と刻む。

刻銘:「貞治二二(四)(1365)一月日」 刻銘:「為父母也」

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板碑収蔵覆屋

大法寺は、日蓮宗の寺院。

 板碑(いたび)

*JR成田線「大戸駅」下車、北東方向へ約1.5Km。

(撮影:平成25年3月12日)