禅林寺(ぜんりんじ)石造層塔

 禅林寺(ぜんりんじ)(滋賀県蒲生郡日野町猫田146)

 江戸時代初期に晦翁が廃堂を再興して黄檗宗となったが、創建はかなり古いと考えられている

禅林寺層塔(町指定文化財、鎌倉時代初期、花崗岩、高さ 214Cm)

欠けた相輪と四層目の屋根
五層目の屋根を失っているが、五重石塔だったと思われている。 三層目の屋根

基礎の部分に胎蔵界大日如来の種子「ア」が大きく刻まれている

二層目の屋根(中央)の下、二層目の軸部のみ残り他の軸部は新しい
初層の屋根と軸部。各層の屋根は、勾配がやや波形になっている 屋根は薄手で、軒はゆるく反る鎌倉初期をあらわす

日野町猫田の風景

田園の中に古い土蔵が立ち並び、風景にとけこんでいる

 禅林寺(ぜんりんじ)石造宝塔                          石仏と石塔-目次!

禅林寺本堂

層塔紀年順  備前国分寺跡(びぜんこくぶんじあと)七重石塔(鎌倉時代前期)  石造層塔-紀年順-目次

*近江鉄道「日野駅」下車、徒歩 約10分

(撮影:平成19年7月7日)