常念寺（じょうねんじ）（滋賀県野洲市永原690）

　慈覚大師円仁の開基、中興の常誉真厳により天台宗から浄土宗に転じた。この地方に勢力を張る永原氏の菩提寺

常念寺五重石塔（重要美術品、鎌倉時代後期 正応元年 1288年、花崗岩、高さ 255Cm)

		初層軸部正面、舟形を彫りくぼめ蓮華座に坐す四方仏を半肉彫りする
五重石塔は、山門をくぐった右手側に立っている		背面、阿弥陀の種子「キリーク」とその両側に正応元年（1288）の刻銘がある

一・二重屋根（軒の反りに鎌倉時代中期の特色を表す）

初層軸部左側、舟形を彫りくぼめ蓮華座に坐す四方仏を刻む		初層軸部右側、舟形を彫りくぼめ 蓮華座に坐す四方仏を刻む

基礎は四面とも輪郭を巻き、内に鎌倉時代中期を表す格狭間をつくる

当初の相輪は欠損し、小型宝篋印塔の笠から上の部分を載せている。鎌倉時代後期の正応元年（1799年）に造立された

山門 （江戸時代後期 寛政十一年 1799年 建立）

　延光院（えんこういん）石造宝塔　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石仏と石塔-目次！

常念寺本堂

本尊の木造阿弥陀如来立像(鎌倉時代後期）は重要文化財

石造層塔紀年順

福成就寺（ふくじょうじゅじ）十三重石塔（鎌倉時代後期）

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＊JR東海道本線「野洲駅」より近江鉄道バス 木部循環線に乗車、「永原住宅前バス停」下車 徒歩2分

（撮影：平成20年6月17日）