徳源院(とくげんいん)(滋賀県米原市清滝288)
上段の宝篋印塔(Noは右端からの順番)
3.無銘宝篋印塔 (頼氏 墓)
笠は下二段、上六段、隅飾は三弧輪郭つきで内に小月輪内梵字「ア」を刻む | ||
国史跡、無銘、花崗岩、総高 233.5Cm | 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(ウーン:阿シュク) |
塔身の金剛界四仏は東面が阿シュク(ウーン)、南面が宝生(タラーク)、西面が阿弥陀(キリーク)、北面が不空成就(アク)の各種子を刻んでいる
基礎上端は反花(かえりばな)、側面は輪郭を巻き内に格狭間なしに三茎蓮を陽刻する
相輪は当初のものが完存する | 宝篋印塔は相輪から基礎まで完存する。銘は入っていない |
笠は下二段、上六段、隅飾は輪郭付き二弧で内に小月輪内梵字「ア」を刻む | ||
国史跡、南北朝時代 応安六年 1373年、砂岩、高さ 224.0Cm) | 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(ウーン:阿シュク) |
宝篋印塔は近江で産出しない砂岩でつくられ、石質から大阪南部の和泉砂岩に属するという
基礎上端は反花(かえりばな)、側面は輪郭を巻き内に格狭間をつくり三茎蓮を陽刻する
東面(正面)と南面の束に「応安六己丑 十一月六日」「相当百ヶ日 忌辰造立之」と刻む
相輪(高さ 85.4Cm)は完存する。九輪の下、請花は複弁 | 笠の上六段目露盤が別石で作られている |
徳源院宝篋印塔-5(高秀 墓)・6(高栓 墓) 徳源院宝篋印塔群ー上段目次
道誉ざくら
京極高氏(31歳で入道となり「道誉」と号される)が植えたと伝えられる樹齢 約300年の えぞひがんざくら の一種
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*JR東海道本線「柏原駅」下車 徒歩20分
(撮影:平成20年4月15日)