徳源院(とくげんいん)宝篋印塔

 徳源院(とくげんいん)(滋賀県米原市清滝288)

 上段の宝篋印塔(Noは右端からの順番)

  15.元徳元年(1329年)銘宝篋印塔 (宗氏 墓)

笠は下二段、上七段、隅飾は輪郭付き三弧で内に小月輪内梵字「ア」を刻む
鎌倉後期 元徳元年 1329年、花崗岩、笠上まで高 151.5Cm 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(ウーン:阿シュク)

基礎上端反花(かえりばな)、側面は輪郭を巻き内に格狭間をつくり宝瓶三茎蓮を陽刻する

東面(正面)の束に「元徳元年(1329)、十月□日」の刻銘が入る

相輪は後補。上段十八基中、鎌倉時代後期 在銘塔四基の中でいちばん新しい 元徳元年(1329年)銘の宝篋印塔

 徳源院宝篋印塔-16(経氏 墓)                       徳源院宝篋印塔群ー上段目次

       

道誉ざくら

京極高氏(道誉)が植えたと伝えられる えぞひがんざくら の一種。道誉(どうよ)は初代氏信(うじのぶ)よりかぞえて五代目にあたる

宝篋印塔紀年順  慈福寺(じふくじ)宝篋印塔(鎌倉時代後期)  宝篋印塔-紀年順-目次

*JR東海道本線「柏原駅」下車 徒歩20分

(撮影:平成20年4月15日)