徳源院(とくげんいん)(滋賀県米原市清滝288)
上段の宝篋印塔(Noは右端からの順番)
16.延文三年(1358)銘宝篋印塔 (経氏 墓)
笠は下二段、上六段、隅飾は三弧輪郭付きで内に小月輪内梵字「ア」を刻む | ||
国史跡、南北朝 延文三年 1358年、花崗岩、笠上までの高 142Cm | 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(ウーン:阿シュク) |
塔身の金剛界四仏は東面が阿シュク(ウーン)、南面が宝生(タラーク)、西面が阿弥陀(キリーク)、北面が不空成就(アク)の各種子を刻んでいる
基礎上端は反花(かえりばな)、側面は輪郭を巻き内に三茎蓮を陽刻する。格狭間はつくらない
東面(正面)と南面の束に「比丘尼□□、延文三戊戌正月廿五日」「当百日造立之」の刻銘がある
相輪は古いものだが後補。南北朝時代の在銘宝篋印塔三基のなかで一番古く 笠の隅飾が三弧になっているのはこの塔のみ |
徳源院宝篋印塔-17(持高 墓) 徳源院宝篋印塔群ー上段目次
道誉ざくら
現在、二代目と三代目が植えてあり、この写真は三代目
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*JR東海道本線「柏原駅」下車 徒歩20分
(撮影:平成20年4月15日)