徳源院(とくげんいん)宝篋印塔

 徳源院(とくげんいん)(滋賀県米原市清滝288)

 上段の宝篋印塔(Noは右端からの順番)

  17.永享十一年(1439)銘宝篋印塔 (持高 墓)

笠は下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭付きで内に小月輪内梵字「ア」を刻む
国史跡、室町時代 永享十一年 1439年、石灰岩、総高 225.5Cm 塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(ウーン:阿シュク)

塔身の金剛界四仏は東面が阿シュク(ウーン)、南面が宝生(タラーク)、西面が阿弥陀(キリーク)、北面が不空成就(アク)の各種子を刻んでいる

基礎上端は複弁の反花(かえりばな)、側面は輪郭を巻き内に宝瓶三茎蓮を陽刻する。格狭間はつくらない

東面(正面)両側の束に「永享十一年、正月十四日」の銘文がある

相輪から基礎まですべて完存する。石灰岩製で室町時代 永享十一年(1439)の銘がある。室町期在銘塔 四基すべてが石灰岩製

  徳源院宝篋印塔-18(高数 墓)                     徳源院宝篋印塔群ー上段目次

     

道誉ざくら

糸ざくらともいい、単弁で、淡紅色の花を咲かせる

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*JR東海道本線「柏原駅」下車 徒歩20分

(撮影:平成20年4月15日)