天皇(てんのう)神社(滋賀県大津市和邇中)
天皇神社 石造宝塔二基
北塔:向かって左側(鎌倉時代後期)と南塔:右側(鎌倉時代中期)
天皇神社 石造宝塔(鎌倉時代後期、花崗岩、後補の相輪をのぞく笠頂部までの高さ 151Cm) |
塔身軸部は正面に大きな蓮座上月輪内に梵字「ア」を刻む。首部は二段で下の段に高欄を刻んでいる
笠は、四隅に降棟、軒下に三段の段形、軒裏に薄く垂木型を刻出する | ||
基礎三側面は、輪郭を巻き内に格狭間を作る。正面のみ宝瓶三茎蓮を刻む | 相輪は後補のものが取り付けてある |
天皇神社 石造宝塔(鎌倉時代中期、花崗岩、笠頂部までの高さ 158Cm)
塔身軸部の正面のみに扉型を刻出している
相輪を失い、五輪塔の風・空輪を取り付けている | ||
基礎は四面とも無地、塔身首部は別石で三重につくっている | 笠は、頂部に露盤、軒裏に垂木型を作る。屋根の降棟はつくらない |
軒反(のきぞり)が美しい
天皇神社 石造層塔
塔身の四方仏 | ||
石造層塔 | 塔身の四方仏 |
天皇(てんのう)神社本殿(重要文化財、鎌倉時代後期、切妻造 桧皮葺)
林の中に立つ二基の宝塔
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*JR湖西線「和邇駅」下車 徒歩20分
(撮影:平成20年4月29日)