田中神社(たなかじんじゃ)石造宝塔

 日吉神社(ひよしじんじゃ)(滋賀県高島市新旭町針江578)

田中神社(たなかじんじゃ)石造宝塔(鎌倉時代後期 、花崗岩)

笠は頂部に露盤、四隅に降棟、笠下に二段の段形をつくりだす
五基並んだ鎌倉時代の古塔、一番手前にある宝塔 塔身上部、円板状の上に高欄・首部をつくる

塔身は、正面のみに鳥居形を刻み出す

基礎は、壇上積式で格狭間内に開蓮華文様を一面、三茎蓮を二面刻む
基礎側面の三茎蓮文様(他の一面は素面) 相輪は上部を欠失する。笠・基礎に比べ塔身がやや小さい

  田中神社 石造宝塔

田中神社石造宝塔(手前から二基目、鎌倉時代後期、花崗岩)

側面無地の基礎上に、相輪上端を欠失し、小宝篋印塔の笠を載せる。塔身上部は二段、四方に扉型を刻出する。

  田中神社 石造宝塔

田中神社石造宝塔(手前から三基目、鎌倉時代後期、花崗岩)

相輪は欠失し、五輪塔の風・空輪を載せる。基礎は素面。塔身上部は二段で、高欄も細かく刻む。塔身正面に仏坐像を半肉彫りする

大型の宝塔三基、宝篋印塔二基が並び立つ姿は壮観

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田中(たなか)神社 本殿

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*JR湖西線 「安曇川駅」下車 西北方向へ徒歩 約25分。

(撮影:平成21年4月27日)