水尾神社(みおじんじゃ)の石造美術(1)

 水尾神社(みおじんじゃ)(滋賀県高島市拝戸716)

  水尾神社 層塔塔身

水尾神社(みおじんじゃ)層塔 塔身(鎌倉時代中期 仁治二年 1241年、花崗岩)

層塔 塔身の四方仏(正面:北面)
塔身は、近江の層塔で最古、仁治二年(1241)の紀年銘が入る 層塔 塔身の四方仏(西面)

庭園の中央部に古石塔が三基並んで立っている

層塔 塔身の四方仏(背面:南面)
層塔 塔身の四方仏(東面) 現在の石塔は、掘り出された残欠を適当に組み合わせたものという

拝殿南側の庭園に石塔の残欠が三基ある (紀年銘のある層塔残欠は向かって右側)

  石塔残欠(三基のうち、向かって左側)

石塔残欠。何の石塔か分からないが、宝篋印塔の基礎と見られる部分に刻まれた近江宝瓶三茎蓮がとりわけ美しい

石塔 残欠基礎

基礎は上部二段、側面は輪郭を巻き内に格狭間をつくり宝瓶三茎蓮を陽刻する

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水尾神社(みおじんじゃ)

石造層塔紀年順  藤戸寺(ふじとじ)石造五重塔(鎌倉時代中期)  石造層塔-紀年順-目次

*JR湖西線「近江高島駅」下車 北西へ徒歩 約30分。または江若バス「水尾神社前バス停」下車 徒歩1分

(撮影:平成20年5月23日)