水尾神社(みおじんじゃ)の石造美術(2)

 水尾神社(みおじんじゃ)(滋賀県高島市拝戸716)

  石塔残欠(庭園の三石塔、中央)

石塔 残欠(拝殿の南側三石塔の中央)

塔身、舟形を彫りくぼめ蓮座上に四方仏を刻む(正面:北面)
宝篋印塔の基礎、層塔の塔身など寄せ集めの古石塔 塔身、舟形を彫りくぼめ蓮座上に四方仏を刻む(背面:南面)

基礎上端はは二段、側面は四面とも輪郭を巻き内に格狭間をつくり宝瓶三茎蓮を陽刻する

  石造宝塔(庭園の西奥、二基ある内の向かって左側)

宝篋印塔の笠。下二段、上六段、隅飾は直立し二弧輪郭付で内は素地
石造宝塔だが、笠から上は宝篋印塔 基礎は輪郭を巻き、内に格狭間をつくる

二基並んだ石造宝塔(どちらも笠から上は宝篋印塔)

石造宝塔の塔身はどちらも扉型を陽刻している。部分部分は立派なもの

水尾神社(みおじんじゃ)石燈籠

 水尾神社(みおじんじゃ)(滋賀県高島市拝戸716)

六角形の石燈籠。火袋は、四天王立像が刻まれている
水尾神社石燈籠、鎌倉時代中期、花崗岩、高さ 248Cm 基礎上端は反花、側面は輪郭を巻き格狭間をつくる

竿(さお)は六角、三節とも連珠文をつけている

陰陽石

陽石から水が流れ落ちている

 長谷寺(はせでら)宝篋印塔                             石仏と石塔-目次!

水尾神社(みおじんじゃ)本殿

本殿には垂仁天皇の皇子である磐衝別命(いわつくわけのみこと)を祀っている

 石燈籠(いしどうろう)

*JR湖西線「近江高島駅」下車北西へ 徒歩 約30分。または江若バス「水尾神社前バス停」下車 徒歩1分

(撮影:平成20年5月23日)