長谷寺(はせでら)宝篋印塔

 長谷寺(はせでら)(滋賀県高島市音羽495)

長谷寺(はせでら)宝篋印塔(鎌倉時代後期 正中三年 1326年、花崗岩)

塔身、金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀)
薬師堂の横、向かって左側に宝篋印塔はある 塔身、金剛界四仏の種子を刻む(タラーク:宝生如来)

笠の段形は、下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭付で内は素地

塔身、金剛界四仏の種子を刻む(ウーン:阿閦如来)
塔身、金剛界四仏の種子を刻む(アク:不空成就) 背面の基礎側面は素地、他の三面は輪郭を巻き格狭間をつくる

基礎上端は複弁の反花、側面三面は、輪郭を巻き格狭間をつくる。正面のみ開蓮華を刻出し、束(つか)に正中三年(1326)の紀年銘を刻んでいる

相輪は上部を欠損している 宝篋印塔の横に寄せ集めの古石塔が立っている

周辺の緑とあいまって石塔は存在感があり美しい

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長谷寺 薬師堂・太子堂

薬師堂には重要文化財の薬師如来(平安時代後期)を安置する

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*JR湖西線「近江高島駅」下車 徒歩25分。または江若バス畑方面「音羽バス停」下車 徒歩5分

(撮影:平成20年5月23日)