円通寺(えんつうじ)宝篋印塔

 円通寺(えんつうじ)(滋賀県東近江市上羽田町596)

円通寺(えんつうじ)宝篋印塔(鎌倉時代後期 嘉暦元年 1326年、花崗岩、高さ 約150Cm)

塔身、金剛界四仏の種子を刻む(正面、キリーク:阿弥陀如来)
石塔は、円通寺の北側道路を西へ約600m行った墓地中央に立つ 塔身、金剛界四仏の種子を刻む(右面、タラーク:宝生如来)

笠の段形は、下二段、上段は六段の通常形、隅飾は二弧輪郭付で内は無地

塔身、金剛界四仏の種子を刻む(背面、ウーン:阿閦如来) 鎌倉時代後期の完存する在銘宝篋印塔で資料的価値が高い

塔身左面、金剛界四仏の種子を刻む(アク:不空成就)

相輪、下から伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠 無縁塔の頂上に宝篋印塔が立ち、背部は板碑と地蔵が祀られている

基礎上端は複弁の反花、側面は四面とも輪郭を巻き格狭間内に開蓮華を刻む

円  通  寺

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無縁塔の塔芯に宝篋印塔が立つ

無縁塔は、円通寺内にあったものを、平成十五年五月三十一日、円通寺墓地に移築した

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*近江鉄道「市辺駅」 下車、南方向へ 徒歩 約30分

(撮影:平成21年1月29日)