西徳寺(さいとくじ)七重石塔

 西徳寺(さいとくじ)(滋賀県伊香郡木之本町赤尾601)

  鎌倉時代中期 弘安十年(1287)の銘があり、三茎蓮を文様として表した初期の遺品

西徳寺七重石塔(町指定文化財、鎌倉時代中期 弘安十年 1287年、花崗岩、高さ 330Cm)

初層軸部、舟形を彫りくぼめ顕教四仏を半肉彫りする(正面:釈迦)
七重石塔は、本堂の向かって右奥に立っている 初層軸部、舟形を彫りくぼめ顕教四仏を半肉彫りする(西面:阿弥陀)

屋根の軒反は力強く、屋根の下端に垂木型をつくる

初層軸部、舟形を彫りくぼめ顕教四仏を半肉彫りする(背面:弥勒)
初層軸部、舟形を彫りくぼめ顕教四仏を半肉彫りする(東面:薬師) 東面の基礎に、鎌倉時代中期 弘安十年(1287)の刻銘がある

基礎は四面とも輪郭を巻き、格狭間内に近江文様の宝瓶三茎蓮を刻んでいる

東面の基礎、向かって右側の束に「弘安十年(1287)八月」の紀年銘がある

相輪、下から伏鉢・請花・九輪で、九輪は中途で欠損している 初層屋根の力強い軒反(のきぞり)

近江文様の三茎蓮を文様として表した初期の作品

初層軸部、向かって左側の四方仏(西面:阿弥陀) 初層軸部、向かって右側の四方仏(東面:薬師)

西徳寺本堂(重要文化財、江戸時代中期 正徳三年 1713年、桁行九間 梁間六間 入母屋造 茅葺)

この本堂は、初期の在郷(ざいごう)真宗本堂としての成立過程を示す貴重な建造物である(現地説明板)

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西   徳   寺

15世紀中期に地元の地侍が道場を開いたのに始まると伝えられる

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*JR北陸本線「木ノ本駅」下車、西南方向へ4Km。徒歩 約55分

(撮影:平成20年10月18日)