日吉神社(ひよしじんじゃ)石造宝塔

 日吉神社(ひよしじんじゃ)(滋賀県高島市新旭町針江578)

日吉神社石造宝塔(町指定文化財、鎌倉時代後期 徳治二年 1307年、花崗岩、笠までの高さ 202.1Cm)

相輪は欠失し、五輪塔の風・空輪を代用している
神社の奥まった所に立ち、もとは境内の一角にある石津寺の遺品 笠は頂部に露盤、四隅に降棟をつくり、照りむくりに反っている

基礎は、四面とも無地で、正面に「徳治二年丁亥十一月 日」の造立銘が刻まれている

塔身の高欄・首部は無地。笠下に斗栱部を表す二段の段形造り出す
塔身軸部は一石からなり装飾的なものは何もない 相輪が完備すれば約3mになり、十尺塔として造られた

  日吉神社 金胎大日二尊板碑

日吉神社金胎大日二尊板碑(町指定文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、上半部高さ 163Cm 下半部 122Cm)

二石一柱というきわめて珍しい形で上半部が前、下半部が後で、下半部の上面中央に直径12.6Cm深さ11.3Cmの穴があり二石を繋いだ

上半部は、頭部を山形に切り二段の切込みをいれ、塔身に金剛界大日如来の種子「バン」と胎蔵界大日如来の種子「ア」を大きく薬研彫りする

  日吉神社層塔残欠

寄せ集めの層塔で、下から五輪塔の地輪、層塔の塔身、層塔の屋根、五輪塔の水輪を積重ねている。

 森神社(もりじんじゃ)石造宝塔                           石仏と石塔-目次!

日吉(ひよし)神社

石造宝塔 紀年順  平田寺(へいでんじ)石造宝塔(鎌倉時代後期)  石造 宝塔紀年順-目次

*JR湖西線 「新旭駅」下車 東北方向へ徒歩 約13分

(撮影:平成21年4月27日)