念法寺(ねんぽうじ) 石造宝塔

 念法寺(ねんぽうじ)(滋賀県蒲生郡日野町阿部居708)

念法寺石造宝塔(町指定文化財、南北朝時代 、花崗岩、高さ 158Cm)

笠の頂部に露盤、笠の四方に三筋の降棟、軒下に薄く垂木型を刻出する
宝塔は、本堂の向かって左側 手前、鐘楼のそばに立っている 塔身は、上部に円板部を、その上に高欄・首部をつくる

塔身軸部は、側面の肩と下端に帯を、四方に扉型を刻出する。扉型の内部三方に、「南無阿弥陀仏」の六字名号を刻む

相輪は、伏鉢と九輪目以上を欠いた別の相輪と請花・宝珠を載せる 宝塔は、当寺から約800m東にある賀川神社の二基あった内の一基

基礎は、四面とも輪郭を巻き内に格狭間をつくる

宝塔は、小さな庭の中にあり、自然石の台石上に据えられている 屋根の勾配は反りが目立っている

念法寺本堂(江戸時代中期 正徳二年(1712年、本瓦葺)

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念  法  寺

念法寺は、天正十二年(1584)に真宗道場として開かれた

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*近江鉄道 桜川駅前より 日野町営バス桜川線乗車、「阿部居(あべい)バス停」下車 徒歩

(撮影:平成20年12月25日)