田原若宮(たわらわかみや)八幡社宝塔(国東塔)

 田原若宮八幡社(たわらわかみやはちまんしゃ)(大分県杵築市大田永松)

   田原若宮八幡社は、宇佐神宮ととのかかわりが深い古社で、田原別符総鎮守

田原若宮八幡社宝塔(県指定文化財、南北朝時代中期頃、安山岩、高さ 244Cm)

露盤、側面二区で、上に伏鉢(反花)・請花をおく
石塔は、門をくぐり、向かって右手に立っている 、軒口厚く、両端で反っている

制作年について、現地説明板(杵築市教育委員会)では鎌倉時代と表示されていた。ここでは、望月友善氏著「大分の石造美術」で記されている南北朝時代中期とした

塔  身

塔身は、中心がやや膨らみを持った円筒型で、側面は無地

相輪は、請花と火焔宝珠を欠くが、他は完備し、バランスよく整っている。紀年銘はないが、鎌倉末期〜南北朝時代のものと考えられている

基  礎

基礎上端は反花で一石からなり、側面は二区で夫々内に格狭間を作る

下二段の基壇は切石でつくられ、その上に基礎を置く。基礎は、上端に円形複弁反花を刻む。

  田原若宮(たわらわかみや)八幡社金剛力士立像

金剛力士 吽(うん)形像(向かって左側) 金剛力士 阿(あ)形像(向かって右側)

田原若宮(たわらわかみや)八幡社 拝殿

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田原若宮(たわらわかみや)八幡社

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*杵築市役所よりコミュニティバス 「大田庁舎行き」に乗車、終点「大田庁舎バス停」下車、北方向へ約3Km。

(撮影:平成20年11月20日)