薬師堂(やくしどう)三尊石仏(滋賀県東近江市市辺町1909)
薬師堂石造三尊仏(市指定文化財、南北朝時代 貞和二年 1346年、安山岩、高さ 134Cm)
願文により、願主の祖父と父の追善供養の為に造立された
三尊は通肩の衣をつけ、施無畏印を結ぶ。貞和二年(1346)二月の刻銘があり大蓮寺の三尊より二十五年後に造立された
三所神社(さんしょじんじゃ)石燈籠 (滋賀県東近江市市辺町1081)
市文、南北朝 建武四年 1337年、花崗岩、高さ 203Cm | 火袋は八面のうち四面に岩座上に立つ四天王が刻まれている |
全て造立当初のもので、笠・火袋・基礎が八角形。竿は、三節とも連珠文
中台は単弁の蓮華が斜めに持ち上がり垂直面がない。蓮華の端がそろえられ、上から見ると八角形になる
基礎上端は一段の作り出し上に複弁の反花、側面は八面とも輪郭を巻き格狭間内に開蓮華を浮彫にする
竿の中節から下に「右志者為悲母、第三年追善、供養造立□、建武四年丁丑、十二月十三日」の刻銘がある
三所神社拝殿
石燈籠は、本殿の玉垣内、向かって右側に立っている
*近江電鉄「市辺駅」下車、東へ約15分
(撮影:平成20年4月15日)