長福寺(ちょうふくじ)宝篋印塔

 長福寺(ちょうふくじ)(滋賀県東近江市大森町1483)

長福寺(ちょうふくじ)宝篋印塔(鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 約 160Cm)

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(正面、キリーク:阿弥陀)
宝篋印塔は、本堂に向かって右手前に立っている 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(アク:不空成就)

笠の段形は、下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭付で内は無地

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(背面、ウーン:阿閦)
塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(タラーク:宝生如来) 宝篋印塔は、鎌倉時代後期の造立と考えられている

基礎 背面

基礎頂部は複弁反花、側面は四面とも輪郭を巻き内に格狭間をつくる。背面は開蓮華文様を刻出する

相輪は、下から伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠で後補。近くの妙応寺塔(南北朝時代初期)に似ており、鎌倉時代末期の作品と思われる

基礎 南面

背面を除く三面は、格狭間内に三茎蓮文様を刻出する

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長 福 寺

近江三十三観音の第二十八番札所にあたり、本尊は十一面観音

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*近江鉄道 八日市駅前から東近江市コミュニティバス(ちょこっとバス)市原線乗車、「大森バス停」下車、南西方向へ 約200m。

(撮影:平成22年11月5日、平成19年10月13日)