徳生寺(とくしょうじ)宝篋印塔

 徳生寺(とくしょうじ)(滋賀県栗東市伊勢落52)

徳生寺宝篋印塔 (市指定文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 223Cm)

塔身、金剛界四仏の種子を刻む(タラーク:宝生如来)
石塔は、本堂の横、向かって右側に立っている。ほぼ完存する 塔身、金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀如来)

笠の段形は、下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭付で内は無地、やや外傾する

塔身、金剛界四仏の種子を刻む(アク:不空成就)
塔身、金剛界四仏の種子を刻む(ウーン:阿閦如来) 基壇の下二段は後補、反花座や基礎に大和の影響が感じられる

不空成就の種子、アクに涅槃点が刻まれておらず、種子本来の読み方はア(宝幢)になっている

基礎は反花座の上に置かれ、上端二段、側面は、四面とも輪郭を巻き、内に格狭間をつくる

相輪は、下から伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠で、当初のものがそのまま残っている。宝珠の形が美しい。全体にメリハリに乏しく彫りが浅い

徳生寺 五重石塔、門を入って右手側に立っている

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徳  生  寺 (とくしょうじ)

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*JR草津線、石部駅下車、北西方向へ徒歩 約25分。

(撮影:平成21年3月5日)