円光寺(えんこうじ)九重石塔

 円光寺(えんこうじ)(滋賀県野洲市久野部266)

 円光寺は江戸時代に、長福寺と円光坊が合併し再興された天台真盛(しんせい)宗の寺院

円光寺九重石塔(重要文化財、鎌倉時代中期、花崗岩、高さ 394Cm)

初層軸部、舟形を彫りくぼめ金剛界四仏を刻む(阿閦)
相輪は欠損している。全体にどっしりとした雰囲気を受ける 初層軸部、舟形を彫りくぼめ金剛界四仏を刻む(不空成就)

九重石塔は、もと十三重石塔だったと思われている

初層軸部、舟形を彫りくぼめ金剛界四方仏を刻む(阿弥陀如来)
初層軸部、金剛界四仏の種子を刻む(タラーク:宝生如来) 九層目の笠は後補で、宝塔の笠を使っている

基礎側面は、二面に輪郭と格狭間(こうざま)を線刻している

初層軸部、四方仏の像容は古調を示している(左:阿弥陀如来、右:阿閦如来)

鎌倉時代中期、康元(1256~1257年)の刻銘があるといわれている

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円光寺本堂(重要文化財、鎌倉時代、切妻造、桁行五間、梁間五間、向拝一間、銅板葺)

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*JR東海道本線「野洲駅」下車、野洲駅北口より徒歩15分

(撮影:平成19年6月30日・平成20年6月17日)