妙光寺山（みょうこうじやま）地蔵磨崖仏（滋賀県野洲市小篠原）

妙光寺山地蔵磨崖仏（鎌倉時代後期 元亨四年 1324年、花崗岩、高さ 155Cm)

妙光寺山の北側 中腹に露出する大きな花崗岩に長方形の切り込みを作り、その中に高さ 155Cm、厚さ 10Cmの地蔵立像を刻出する

地蔵は右手に錫杖、左手に宝珠を持つ

石像の左側刻銘「大願主 経貞」		石像の右側刻銘「元亨四年（1324）甲子七月十日」

鎌倉時代後期、元亨四年（1324）に刻まれた銘のある貴重な磨崖仏

お顔は穏やかで眉から鼻筋に切れることなく彫られている。口元は愛くるしく、眉間（みけん）には白毫（ひゃくごう）を刻む

地蔵が両足に沓（くつ）をはいているのは珍しい形。地元では、書込地蔵と呼ばれ親しまれている

切り込みの下には蓮華座が彫られ蓮弁もしっかりと刻まれている

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岩神大龍神（磨崖仏の下手にある）

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＊JR東海道本線「野洲駅」下車 徒歩45分（行き）・35分（帰り）

（撮影：平成20年4月19日）