安養寺十三重石塔

 安養寺(あんようじ)(滋賀県栗東市安養寺)

 栗東市安養寺には安養寺という寺院が二つある。東方山安養寺と呼ばれている名神高速道を越した山側の方

安養寺十三重石塔(重要文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 400Cm)

今は、九・十・十一層を欠いて十重になっている 正面の基礎は二区に分け、僧形坐像が刻まれている。他の三面は格狭間

初層の塔身に四方仏を刻む

初層、塔身の四方仏。基礎の上端には、複弁の反花が刻まれている
相輪は、露盤・覆鉢・請花・九輪・水煙・竜車・宝珠と細かく刻む 初層、塔身の四方仏

寺院入口近くにあった地蔵石仏

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安養寺本堂

安養寺は、天平十二年(740)に聖武天皇の勅願により良部僧正が開創した。

その後、弘法大師が真言宗の道場とした。鎌倉時代の弘長三年(1263)には亀山天皇の勅願寺となる歴史のある寺院

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*JR草津線「手原駅」下車、徒歩約20分。同じ地域に浄土真宗の安養寺という同名の寺院がある。

(撮影:平成19年6月30日)