金乗寺(こんじょうじ)阿弥陀一尊 図像板碑

 金乗寺(こんじょうじ)(埼玉県鴻巣市小谷1507)

  昭和54年(1979)1月に墓地から出土した板碑で、同所左側の仁治三年(1242)銘阿弥陀一尊図像板碑と双式。

金乗寺 阿弥陀一尊図像板碑(市指定文化財、鎌倉時代中期 、緑泥片岩、高さ 122Cm 下幅 50Cm)

本堂前、墓地入口に安置されている。身部上方、蓮華座上に阿弥陀立像を半肉彫りし、下方に造立者名と偈(げ)を刻む。

板碑 上部

頭部山形が丸くなり、下に二条線、額部は薄く突出する。。身部は、輪郭を巻かない古い形式。

身部上方、二重円光を彫りくぼめ、来迎相の阿弥陀立像を蓮華座上に半肉彫りする。頭光からは、放射光を放ち、下部に偈と造立者名を刻む。

刻銘は、中央に「右蓮尼造立也」、左右に各二行「観無量寿経」に出る偈(げ)を刻む。

板碑 下部

偈(げ):「光明遍照(こうみょうへんじょう)、十方世界(じっぽうせかい)」「念仏衆生(ねんぶつしゅじょう)、摂取不捨(せっしゅふしゃ)

[ 光明はあまねく十方世界を照らし、念仏の衆生をば摂取して捨てたまわず。 ]

この板碑は、同所左側の仁治三年(1242)銘板碑と双式で、 東松山市の香林寺 仁治二年(1241)銘阿弥陀 図像板碑ともよく似ている。

覆屋に安置されている板碑群

  金乗寺(こんじょうじ)板碑群

阿弥陀一尊種子板碑、塔身に一重の輪郭を巻く 阿弥陀一尊種子板碑、(緑泥片岩)

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金乗寺 (こんじょうじ)本堂 (真言宗智山派)

 板碑(いたび)

*JR高崎線 「北鴻巣駅」下車 、西南方向へ徒歩 約15分。

(撮影:平成22年11月20日、平成24年11月11日)