真福寺(しんぷくじ)永徳元年銘 名号板碑

 真福寺(しんぷくじ)(埼玉県さいたま市北区今羽町106)

   真福寺の板碑群中 最も大きい板碑で、南北朝時代後期 永徳元年(1381)の紀年銘がある。

真福寺 六字名号板碑(市指定文化財、南北朝時代後期 永徳元年 1381年、緑泥片岩、高さ 118Cm 下幅 34Cm)

板碑群中、向って右から三基目。身部は、中央に「南無阿弥陀佛」の六字名号を蓮華座上に、下方 左右に紀年銘と造立者名を刻む。

板碑 頭部

頭部山形、下に二段の切込、身部は一重線の輪郭を巻く。

刻銘:「南無阿弥陀佛 刻銘:「永徳元年(1381)

身部は、蓮華座上に「南無阿弥陀佛」の六字名号、下部向って右に「永徳元年(1381)、辛酉、七月四日」の紀年銘を刻む。

身部、下方左右の刻銘

下部向って右に「永徳元年(1381)、辛酉、七月四日」の紀年銘、左に「口阿弥陀佛」と造立者名を刻む。

当寺を起立した「元阿」和尚の名を刻む永和二年(1376)銘板碑から五年後の永徳元年(1381)に、阿号を持つ時宗の僧により造立されている。

刻銘:「口阿弥陀佛」 刻銘:「永徳元年(1381)、辛酉、七月四日」

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真福寺(しんぷくじ) 板碑群

写真中央が本板碑で、右から二基目の文永五年(1268)銘断碑を除く四基が市の文化財に指定されている。

 板碑(いたび)

*埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル) 「今羽(こんぱ)駅」下車、北方向へ徒歩 約5分。

(撮影:平成24年11月13日)