薬師寺(やくしじ)五輪塔

 薬師寺(やくしじ)五輪塔(大阪府河内長野市岩瀬621)

薬師寺五輪塔(府指定文化財、南北朝時代初期 暦応四年 1341年、砂岩、高さ 106Cm)

風・空輪、風・空輪は一石からなり、空輪は宝珠の形
本堂に向かって左手の横に安置されている 火輪、軒は厚く、先端は垂直に切っている

地輪の正面に「為法界衆生、ア(梵字)、暦応四年(1341)辛巳二月日」の刻銘がある

水輪は、最大径がやや上にあり、わずかに下がすぼまっている
地輪(高さ 28Cm)の下に、一石の切石が基壇として置かれている 五輪塔は、南北朝時代初期の暦応四年(1341)の作品で完存する

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五輪塔の正面に、大日如来の報身真言 「ア・ビ・ラ・ウン・ケン」 の梵字を、各輪に一字ずつ刻む (梵字は、下から上に読む)

近くの民家に咲いていた牡丹(ぼたん)

同じ敷地に咲いていた石楠花(しゃくなげ) 同じ敷地に咲いていた牡丹(ぼたん)

近くの民家に咲いていた牡丹(ぼたん)

どの花も葉が垂れず、勢いが良く、気品に満ちていた

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薬師寺 本堂

薬師如来を本尊とする融通念仏宗の寺院で、創立年は明らかでないが、南北朝時代には観心寺の末寺だったと伝える

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*南海 高野線 「千早口駅」下車、北方向へ 徒歩 約7分。

(撮影:平成21年4月23日)