余野(よの)十三仏(二面石仏)(大阪府豊能郡豊能町余野中所)
余野十三仏(二面石仏)(室町時代末期 永禄七年 1564年 高さ 120Cm 幅 約100Cm 厚さ 30Cm)
二面石仏は、表裏二面に各二十体の仏像を刻む。表(おもて)面は上段に三尊、下段は二段に分け 計十七体の地蔵を刻んでいる。 |
表(おもて)面上段の三尊
中尊は錫杖を持った地蔵、両脇侍(わきじ)は合掌する地蔵菩薩が刻まれている
側面に「永禄七年、本願道清、二月時将日」と刻まれている。室町時代末期の永禄七年(1564)に道清(どうせい)が本願となり建立された |
裏(うら)面上段の三尊
中尊は宝冠をつけた仏像、両脇侍(わきじ)は合掌する地蔵菩薩が刻まれている
裏(うら)面は、上段に三尊、下段を二段にわけ十七体の地蔵菩薩を刻む。両面あわせて合計四十体の仏像が彫られている。 |
裏(うら)面下段、十七体の地蔵菩薩
豊能町の石造美術(5) 木代たぬきやぶ磨崖仏 石仏と石塔-目次!
表(おもて)面、上段三尊の中尊 | 裏(うら)面、上段三尊の中尊 |
*阪急宝塚線池田駅西のりばより余野方面行きバス乗車、余野バス停で下車乗り換え 忍頂寺行きバスに乗車「中所バス停」下車南へ 徒歩約10分。余野から歩いても楽に行ける。
(撮影:平成19年11月3日)