豊能町の石造美術(3) 宝篋印塔と不動明王板碑

 川尻(かわしり)法輪姫の塔(大阪府豊能郡豊能町川尻小字北の谷)

宝篋印塔三基(法輪寺の石段下に「姫の塔」と呼ばれる三基の宝篋印塔がある)

塔身は、金剛界四仏の種子を刻む(写真、ウーン:阿閦如来)
中央の宝篋印塔(南北朝時代 文和四年 1355年) 笠は、下二段、上六段、隅飾は三弧輪郭付で内は無地

刻銘:「敬白、法輪寺、文和二二(四)年、三月十一日」

基礎側面の格狭間は側面が三弧の珍しい形をとっている

笠は下二段、上六段、隅飾は三弧で内に渦巻文が陽刻されている
向かって左の寄せ集めの宝篋印塔(南北朝時代) 基礎は輪郭を巻き、内に格狭間をつくる、格狭間内は無地

向かって右の石塔(寄せ集め)

 川尻(かわしり)北の谷 不動明王板碑(豊能町川尻小字北の谷)

不動明王板碑は刻銘より桃山時代 天正16年(1588)に造立された 火焔を背に線彫りを含め不動明王が表現されている。

像の左右の刻銘:「奉書為不動明王尊形一万躰供養也」「天正十六壬子(1588)六月廿三日権大僧都□□敬白」

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 川尻(かわしり)北の谷 大峰供養塔

相輪は上部が欠けている。隅飾は外に開き時代は江戸時代に下がる
基礎南面に大峰山に33度登拝した記念の供養のため造立したと刻む 基礎北面に享保九年(1724)願主大岡氏が建立したとの銘文がある
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*阪急宝塚線池田駅西のりばより 余野方面行きバス「余野バス停」下車 徒歩

(撮影:平成19年11月3日)