樹下神社（じゅげじんじゃ）（滋賀県大津市北小松）

　樹下神社は、日吉大社・山王二十一社の上七社の一つ（旧称：十禅寺）で祭神は鴨玉依姫神（かもたまよりひめのかみ）

樹下神社宝篋印塔（南北朝時代 文和五年 1356年、花崗岩、高さ 190Cm)

		塔身、輪郭を巻き舟形を彫りくぼめ、蓮座上に顕教四仏を刻む（薬師）
宝篋印塔は舞殿の向かって左側に立っている		塔身、舟形を彫りくぼめ、蓮座上に顕教四仏を半肉彫りする（弥勒）

笠の段形は、下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭付で内に蓮座上の月輪を陽刻している

		塔身、輪郭を巻き舟形を彫りくぼめ、蓮座上に顕教四仏を刻む（阿弥陀）
笠の隅飾が二箇所欠損しているが、優美で美しい		塔身、舟形を彫りくぼめ蓮座上に顕教四仏を半肉彫りする（釈迦）

基礎は上端複弁反花、側面は上下の框（かまち）と左右の束を刻みだす壇上積式で中に格狭間をつくり内に開蓮華を厚く彫り出している。

北西面の束（写真左側）に「文和五年（1356）三月日」の紀年銘があり、同面切石台座の中央に納入孔が掘られている

相輪は頂部の宝珠が欠け、宝珠は基壇の上に置かれている		石塔は石垣積の上に三段の切石を置き、その上に安置されている

樹下神社（じゅげじんじゃ）舞殿。奥に本殿が見える

　天皇（てんのう）神社 石造宝塔（二基）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石仏と石塔-目次！

樹下神社（じゅげじんじゃ）

宝篋印塔紀年順

乗禅寺宝篋印塔（左列、右から二基目）（南北朝時代）

宝篋印塔-紀年順-目次

＊JR湖西線「北小松駅」下車、南へ徒歩5分

（撮影：平成20年5月23日）