観音寺(かんのんじ)(大阪府吹田市南高浜町7-6)
観音寺(かんのんじ)五輪塔(鎌倉時代後期 正応六年 1293年、花崗岩、地上高 122Cm)
風・空輪、一石からなり空輪は宝珠の形 | ||
五輪塔は奥の墓地、石造物が積まれている場所の前面に立つ | 水輪 、砂岩製で、他の輪と石質が異なり別物 |
地輪(高さ 36Cm 幅 37Cm 奥行き 36.7Cm)に刻銘があり、正応六年(1293)の造立と知れるが、他の輪は年代不明。
火 輪
軒口厚く、緩やかに反る
地輪は、各面に金剛界四仏の種子を蓮華座上月輪内に刻む | 地輪、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(「キリーク」) |
地輪西面、阿弥陀如来の種子「キリーク」の両側に「正応六年(1293)癸巳、正月廿八日」の刻銘がある
地輪 南面
蓮華座上月輪内に宝生如来の種子「タラーク」を刻む
地輪 北面
蓮華座上月輪内に不空成就如来の種子「アク」、アクの両側に「悲母幽霊、往生極楽」の刻銘
蓮華座上月輪内に阿閦如来の種子「ウーン」を刻む | 五輪卒塔婆、五輪塔の手前に立っている |
地輪 東面、「ウーン」の両側に「橘氏女、狛延重」の刻銘がある
観音寺(かんのんじ)(現在、浄土宗)
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*JR東海道本線「吹田駅」下車、南方向へ 徒歩 約13分。
(撮影:平成22年12月18日)