蓮浄寺(れんじょうじ)(大阪府東大阪市若江北町3-4-5)
「あるくみるきく」 (近畿日本ツーリスト発行)の板碑特集号(1974.9 No91)で、全国主要板碑百選に選ばれた板碑。
蓮浄寺(れんじょうじ)十三仏板碑(室町時代後期 永禄二年 1559年、花崗岩、高さ 115Cm)
板碑は本堂背後の墓地に立ち、天蓋の下に十三仏の諸尊を刻む | 最上部一段目、瓔珞つき天蓋の下に虚空蔵菩薩 |
二段目、向かって左から阿弥陀如来・大日如来・阿閦(あしゅく)如来
三段目、左から勢至菩薩・観音菩薩・薬師如来 | ||
四段目、左から普賢菩薩・地蔵菩薩・弥勒菩薩 | 十三仏板碑は、生駒山を挟んだ大阪・奈良地方に多存する |
十三仏は、死者の追善供養のために初七日(最下段向かって右:不動)、二七日(中央:釈迦)、三七日(左:文殊)、四七日(上から四段目 向かって左:普賢)
五七日(中央:地蔵)、六七日(右:弥勒)、七七日(上から三段目 向かって右:薬師)、百ヶ日(中央:観音)、一周忌(左:勢至)、三回忌(上から二段目
向かって左:阿弥陀)、七回忌(右:阿閦)、十三回忌(中央:大日)、三十三回忌(最上段:虚空蔵)で、十三仏事にわりあてられた仏・菩薩をいう。・・
五段目、左から文殊菩薩・釈迦如来・不動明王
五段目下の刻銘:「永禄二年(1559)、妙祐、妙圓、妙圓、法徳、道西、祐秀、道春、妙心、妙春、二月廿日」
十三仏 背面 | 阿弥陀石仏、定印を結ぶ |
蓮浄寺 本堂
蓮浄寺(れんじょうじ)(浄土真宗 本願寺派)
*近鉄奈良線「若江岩田駅」下車、南西方向へ徒歩 約15分。
(撮影:平成23年1月12日)