能勢町の石造美術(4) 月峰寺阿弥陀石仏

 月峰寺(げっぽうじ)((大阪府豊能郡能勢町大里555)

月峰寺六体阿弥陀石仏(室町時代前期 文安四年 1447年、花崗岩、像高 70〜85Cm 総高 128Cm)

向かって右端の阿弥陀坐像石仏。六体の阿弥陀石仏は、京都系の石大工の手になるものといわれている

  

向かって右から二体目の阿弥陀石仏。阿弥陀石仏は、六体とも定印を結ぶ

向かって右から三体目の阿弥陀石仏。六体とも一材から光背と阿弥陀像を厚肉彫りしたもの

   

向かって右から四体目の阿弥陀石仏。石仏の下端には主弁の左右に小花を入れる九弁からなる蓮華座を刻出する

右から五体目の阿弥陀石仏。この石仏の光背に文安四年(1447)の刻銘がある。総高122.3Cm、下端の幅 76.5Cm、下端厚さ 43.0Cm

  

左端の阿弥陀石仏。六体の阿弥陀石仏は、剣尾山(標高783m)の山上にあった旧月峰寺跡から運んできたといわれている

ふもとに咲く彼岸花が美しい

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六体の阿弥陀石仏が並んだ風景は壮観。今は六体だが、九品を表す九体仏であったかもしれない

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*能勢電鉄 山下駅より阪急バス 能勢町宿野方面行きバス乗車「森上バス停」下車、徒歩 約30分

(撮影:平成19年9月29日)