高貴寺(こうきじ)宝篋印塔

 高貴寺(こうきじ)(大阪府南河内郡河南町平石539)

高貴寺宝篋印塔(鎌倉時代後期 、花崗岩)

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(南面、タラーク:宝生)
宝篋印塔は、金堂の西側奥、十三重石塔の左横に置かれている 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(東面、ウーン:阿閦)

笠は、下二段、上六段の通常の形、隅飾は二弧輪郭付で直立する

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(北面、アク:不空成就) 笠の隅飾(すみかざり)が少し小さめにつくられている

美しく薬研彫りされた金剛界四仏の種子は、十三重石塔の書体とよく似ている(西面、キリーク:阿弥陀如来)

相輪部(九輪の上部と宝珠下の請花が欠けている) 宝篋印塔は十三重石塔と並んで高い所に置かれている

基礎の上端の段形は二段。四面ともツタ状の植物に絡まれている

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山門前の結界石

結界石の文字は、能書家として知られ、当寺を中興した慈雲尊者(じうんそんじゃ)が揮毫した

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*近鉄長野線「富田林駅」から金剛バス 平石行きに乗車、終点「平石バス停」下車 徒歩 約15分。平石行きのバスは1日4本のため事前に確認が必要

(撮影:平成20年6月6日)