春日神社(かすがじんじゃ)(大阪府茨木市春日5丁目6-1)
春日神社石燈籠(重要文化財、鎌倉時代後期 延慶二年 1309年、花崗岩、高さ 189Cm)
笠上には、形のいい首つき宝珠のみを載せている | ||
六角形の石燈籠は、拝殿に向かって右手手前に置かれている | 火袋は、火口・丸窓と簡易な扉型を残る四面に作っている |
笠は、蕨手(わらびて)が直立して美しく立ち上がり、軒裏には一重の垂木型を作っている
竿、下部の刻銘:「延慶二(1309)、八月日」 | 竿、下部の刻銘:「高良社、石燈籠」 |
竿、上部の刻銘(追刻):「春日大明神、摂(州)嶋下郡倍加(へか)村」「
中台上端は薄く二段、側面は無地で、下端に単弁の蓮華を彫りだす
竿は、上下に各二条、中節に三条、帯状の三節をつくる | 竿、下部の刻銘:「願主、紀□弘、敬白」 |
刻銘により、この燈籠がもともと 「高良(こうら)神社」にあったことが分かるが、高良神社の場所は不明
「春日大明神、摂(州)嶋下郡倍加(へか)村」(追刻) | |
刻銘: | 中節 |
高良社、石燈籠、延慶二(1309)、八月日、願主、紀□弘、敬白 |
基礎上部は、間弁がついた複弁の反花、側面は六面とも二区で内に各々格狭間をつくる
春 日 神 社 (かすがじんじゃ)
*JR東海道本線 「茨木駅」下車、北方向へ徒歩 約12分。
(撮影:平成21年4月28日)