青谷(あおたに)地蔵石棺仏(大門所地蔵尊)(大阪府柏原市青谷)
青谷地蔵石棺仏(鎌倉時代後期 正和二年 1313年、凝灰岩、高さ 190Cm 幅 99Cm 厚さ 約30Cm、像高 109Cm) |
石棺は、付近にあるヤモメ塚古墳出土と伝えられている
縄掛け突起のある家形石棺の蓋裏を彫りくぼめ、蓮座上に立つ地蔵菩薩を半肉彫りしたもの
像の下半両側に「正和二癸牛年十二月十□□末□之、一結衆」の刻銘が入る
地蔵菩薩は、円形の美しい頭光、右手は五輪塔を彫り出した錫杖、左手に宝珠を持つ。当地の地蔵を信仰する結衆により造られた |
地蔵磨崖仏(室町時代末期 元亀三年 1572年、像高 108Cm)
「元亀三年壬申十一月吉日□阿」の刻銘がある
高井田から青谷の集落に入る直前、露出した巨岩を削り地蔵を浮彫する。右手に錫杖、左手に宝珠を持つ普通形。光背のノミ痕が生々しい |
青谷の集落から大阪方面
*JR関西本線「河内堅上駅」下車、徒歩約15分
(撮影:平成20年1月13日)