東条墓地(ひがんじょうぼち)五輪塔(大阪市柏原市国分東条町14)
鎌倉時代末期 嘉暦三年(1328)の在銘五輪塔で、完存する。
東条墓地 五輪塔(府指定文化財、鎌倉時代後期 嘉暦三年 1328年、花崗岩、高さ 約 150Cm)
空・風輪、風・空輪は一石で作る。空輪は宝珠の形 | ||
五輪塔は、墓地入口近くの北側、一段高くなった所に立っている | 水輪、最大径が下部にあり、上下逆に積み直された可能性がある |
火 輪
軒口厚く、軒反は先端で反る
形の整った美しい五輪塔で、嘉暦三年(1328)の銘があり、鎌倉時代末期の様式を伝えている。柏原市で完存する唯一の大型五輪塔 |
地 輪
かっては「嘉暦三年(1328)」の銘が読み取れたという。
反花座(かえりばなざ)
地輪の下に、形のいい大和様式の複弁反花座を設ける
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*近鉄大阪線「河内国分駅」下車、東南方向へ徒歩 約21分。地図には、「柏原国分ヶ丘墓地」と表記してある。
(撮影:平成22年9月29日)