無二寺(むにじ)宝篋印塔

 無二寺(むにじ)(大阪府池田市古江町387)

  隅飾(すみかざり)の内、蓮華座上に他に類を見ない蕨手文(わらびてもん)という珍しい文様を持つ宝篋印塔

無二寺宝篋印塔(府指定文化財、南北朝時代 貞和五年 1349年、花崗岩、高さ 205Cm)

塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀)
石塔は本堂の向かって右手にある墓地の中央に立っている 金剛界四仏、アクの位置だがタラン(金剛幢)と思われる種子が刻まれている

笠の段形は下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭付で内に蓮華座の上に蕨手文(わらびてもん)を浮彫にしている

塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(ウーン:阿閦)
塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(タラーク:宝生如来) 南北朝時代、貞和五年(1349年)に作られた、完存する貴重な遺品

基礎上端は複弁の反花(かえりばな)、基礎の三面は、輪郭を巻き内に格狭間をつくる。北東側面に「貞和五己丑五月三」の紀年銘がある

隅飾、蓮華座上の文様は、他に類がない蕨手文(わらびてもん) 完存する相輪、伏鉢の背が高く制作年代の特徴を表している

基礎の北東面は、「造立結縁人数」として、僧俗あわせて13名の名前が刻まれている

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無  二  寺

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*能勢電鉄 妙見線「鼓滝(つづみがたき)駅」下車、南方向へ 徒歩 16分

(撮影:平成20年10月16日)