中尾(なかお)五輪塔(承安塔)

 中尾(なかお)五輪塔(承安塔)(大分県臼杵市中尾)

  嘉応塔から二年後の承安二年(1172年)に造られた五輪塔

中尾五輪塔(重要文化財、平安時代後期 承安二年 1172年、凝灰岩、高さ 104Cm)

空輪は、宝珠の形ではなく、頂部が尖っていない団形をしている
嘉応塔の右横に立っている一石五輪塔 五輪塔 火輪、(軒がある)

五輪塔 水輪

角ばった水輪は、下部で折れた痕(あと)がある

地輪北面の刻銘:「承安二年歳次壬辰八月十五日日次辛亥 地輪東面の刻銘:「十部如法経願主遍照金剛」

五輪塔 地輪

五輪塔は、四面とも「ア・バン・ラン・カン・ケン」の大日如来法身真言が梵字で刻まれている(梵字は、下から読む)

五輪塔は、如法経(法華経)を納める為に承安二年(1172)に造立された

 深田(ふかだ)宝篋印塔(日吉塔)                         石仏と石塔-目次!

平安時代後期在銘、二基の五輪塔

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*JR臼杵駅前から臼津交通バス 三重行きに乗車「臼杵石仏バス停」下車、臼杵石仏拝観。ホキ石仏第一群 第六龕を過ぎた小道を右折し坂を登っていくと標識があり、標識に従っていくと、覆屋のなかに立っている。

(撮影:平成20年11月21日)