岩屋寺(いわやじ)磨崖仏(大分県大分市古国府1-4)
岩屋磨崖仏(県指定史跡、平安時代後期、凝灰岩、十一面観音高さ 244Cm)
間口11.2m、高さ3m、深さ1.5mの龕状の壁面に17体の如来・菩薩・明王・天部が刻まれている。欠損がひどく十一面観音のみ比較的その容姿をのこす
如来坐像(中央、推定 薬師如来) | 十一面観音立像(向かって右端) |
岩屋磨崖仏配置図(現地説明板より)
中央 如来坐像の左横、不動明王より左側に四体 | 中央 如来坐像の右横、立像より右へ六体(右端、十一面観音) |
砂岩質凝灰岩層のため、どれも剥落がひどく、国の史跡から県の史跡に変更された。十一面観音のみが昔の容姿を伝える
右側の三尊(右から菩薩立像、如来像、菩薩立像)
十一面観音、右側壁面の四角い穴に刻銘がある | 千仏龕(せんぶつがん)東横に祀られている国東塔 |
十一面観音横の刻銘は「天文十五年(1546)七月」と刻まれ、覆堂修理の際のものと推定されている
千仏龕(せんぶつがん)
かつて小仏像が納められていた
磨崖仏の左下にある国東塔 | 石幢残欠(僧形の頭部が欠失し、代わりに小石が載せられていた) |
千仏龕(せんぶつがん)正面外観
岩屋寺石窟仏及び千仏龕(せんぶつがん)
* JR久大本線「古国府駅」下車、東方向へ 徒歩 約5分
(撮影:平成20年11月17日)