山崎六地蔵磨崖仏(岡山県総社市下原字山崎)
山崎六地蔵磨崖仏(県指定文化財、室町時代初期 応永五年 1398年、花崗岩、像高 各42.5Cm)
舟形を彫りくぼめ、蓮華座に立ち、右手に錫杖左手に宝珠を持つ六地蔵を半肉彫りする
向かって左端の地蔵仏 | 左から二体目の地蔵仏 | 左から三体目の地蔵仏 |
六地蔵は、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)に住む生き物を様々な苦しみから救済するという信仰からきている
左から四体目の左右に刻銘がある | 花崗岩の岩壁を縦に三区に分け、各二体ずつ地蔵を半肉彫りする |
向かって右側の刻銘:「恭借十方信男信女力労為法界衆生利益故」・・・
向かって左側の刻銘:「応永五戊寅八月日北斗代 高宮 大願主道清」
左から四体目の地蔵仏 | 左から五体目の地蔵仏 | 右端の地蔵仏 |
六地蔵磨崖仏は、道清が願主となり、男女信徒の助力を得て 室町時代初期の応永五年(1398)に造立された
不動明王磨崖仏(ふどうみょうおうまがいぶつ)
不動明王磨崖仏(県指定文化財、花崗岩、像高 約42.5Cm)
六地蔵磨崖仏の向かって左側に、六地蔵より少し遅れて彫られたという。右手に宝剣、左手に羂索を持ち、線刻した盤石座に坐す |
山崎六地蔵・不動磨崖仏
六地蔵の上に穴が穿たれ、さしかけ屋根があったことが知れる
久米薬師堂(くめやくしどう)の文英様石仏 石仏と石塔-目次!
山崎六地蔵・不動磨崖仏 全景
*JR伯備線「総社駅」下車、西方向へ約2Km。総社大橋を渡った北側にある。総社駅前には、レンタサイクルがある。
(撮影:平成21年2月7日)