石蓮寺(しゃくれんじ)十三重石塔

 石蓮寺(しゃくれんじ)十三重石塔(岡山県赤磐市石蓮寺734)

  江戸時代前期に廃寺となった石蓮寺に立っていた鎌倉時代中期の岡山県を代表する石造層塔

石蓮寺十三重石塔(県指定文化財、鎌倉時代中期、花崗岩、高さ 654Cm)

初層軸部北面、舟形を彫りくぼめ蓮華座上に不空成就坐像を半肉彫りする
石塔は、「石蓮寺みんなの森」 という森林公園の中に立っている 初層軸部東面、舟形を彫りくぼめ蓮華座上に阿閦如来坐像を半肉彫りする

初層軸部は、線刻の蓮華座上に金剛界四仏を半肉彫りする

各層の屋根と軸部を一石で作り、積み上げる。屋根軒は厚く反りは力強い

初層軸部南面、舟形を彫りくぼめ蓮華座上に宝生如来坐像を半肉彫りする
初層軸部西面、舟形を彫りくぼめ蓮華座上に阿弥陀坐像を半肉彫りする 岡山県下最大で、県の代表的な鎌倉時代中期の石造層塔

基礎は低く、割り石を入れ補強している

相輪は後補で、下から覆鉢・請花・九輪・水煙・龍車・宝珠で、層塔の相輪形をとり、長さは100Cm。
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阿弥陀如来(初層軸部西面) 阿閦如来(初層軸部東面)

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石塔は、石蓮寺山頂(290m)に、かって栄えた平満山石蓮寺という大寺の遺品

石造層塔紀年順  東湖園(とうこえん)七重石塔(旧 石蓮寺塔)(鎌倉時代中期)  石造層塔-紀年順-目次

*JR山陽本線 熊山駅前より車で約20分、徒歩 約130分。石蓮寺みんなの森(森林公園)の中に立っている。

(撮影:平成21年2月8日)