尾崎(おざき)線刻阿弥陀石仏

 尾崎(おざき)線刻阿弥陀石仏(岡山県倉敷市真備町尾崎)

   定印阿弥陀坐像を線刻する石灰岩製の石仏で、石仏では岡山県最古の鎌倉時代中期 寛元四年(1246)の紀年銘がある。

尾崎(おざき)線刻阿弥陀石仏(県指定文化財、鎌倉時代中期 寛元四年 1246年、石灰岩、高さ 89Cm 幅 約50Cm)

頭部山形。表面は、二重円光を負い、蓮座上に坐す阿弥陀如来像を線刻する。山形の右側傾斜面と像の両側に願文と紀年銘を刻む。

石仏は、今の場所から北北西に約300m離れた蓮華寺前の藪にあったものを大正の頃、当地に移したという。

阿弥陀像上部

定印を結ぶ表現も稚拙だが、古風を感じさせる。

石仏では、岡山県最古の「寛元四年(1246)の紀年銘を刻む。 上方傾斜面の刻銘:「奉施温舩」

上方の右側傾斜面に奉施温舩、阿弥陀像の右に「右志者為口口口口」、左に「寛元四年(1246)八月廿七日口口」の刻銘がある。

石仏は、温舩(船)の発願により、鎌倉時代中期 寛元四年(1246)八月二十七日に造立された。

尾崎(おざき)線刻阿弥陀石仏(県指定文化財、鎌倉時代中期 )

願文・願主・紀年銘があり、石仏というよりは石塔婆の形式をとる。尚、石材はこの地方で産しない石灰岩製。

刻銘:「寛元四年(1246)八月廿七日口口」 刻銘:「右志者為口口口口」

 尾崎(おざき)六字名号板碑 (岡山県倉敷市真備町尾崎)

   線刻阿弥陀石仏の隣に安置する名号板碑で、江戸時代中期 正徳六年(1716)の紀年銘がある。

正面の彫り窪めの中に阿弥陀種子と六字名号を刻む。 刻銘:「正徳六丙申年(1716)

尾崎(おざき)六字名号板碑(江戸時代中期 正徳六年 1716年、花崗岩)

 五流尊滝院石造宝塔(後鳥羽上皇御影塔)                      石仏と石塔-目次!

覆屋の中に安置されている。

 石  仏-紀年順-目次

*伊原鉄道線 「吉備真備駅」下車、西方向へ 徒歩 約28分。石仏は、道路沿いの覆屋に安置されている。

(撮影:平成26年 3月11日)