専行院(せんぎょういん)の石仏(奈良県天理市柳本町1474)
専行院阿弥陀石棺仏(鎌倉時代中期、凝灰岩、高さ 121Cm 幅 91Cm)
古墳の石棺に舟形を彫りくぼめ、蓮座上に立つ来迎印の阿弥陀如来を厚肉彫りする。お顔や首が細長く斜めから見た方が美しい |
専行院の境内に立つ石仏
地蔵石仏(鎌倉時代中期、建治二年 1276年、凝灰岩、高さ 60Cm) | 阿弥陀石棺仏は、地蔵と同作者が造立したと考えられている |
地蔵石仏は「建治二年十月十四日」の刻銘が入っている。裳裾を広げるなどの作風から阿弥陀石棺仏は同作者が造立したと考えられている
長岳寺の南側に柳本墓地がある
柳本墓地 地蔵石仏(南北朝時代 永徳三年 1383年、花崗岩、高さ 143Cm 像高 100Cm) |
地蔵石仏は「永徳三年癸亥二月日」の刻銘があり、作風から弥勒丘弥勒石龕仏(永和四年 1378)の作者「僧 善教」の作と見られている
阿弥陀双仏石(桃山時代 天正九年 1581年、凝灰岩、高さ 90Cm)
蓮座上に立つ来迎印を結ぶ阿弥陀如来を二体を半肉彫りする
「天正九年辛巳西心」「十月十五日 妙心」の刻銘がある
柳本町石仏群(天理市柳本町)
長岳寺五智堂から東へ少し行った所に小石仏が集められた場所がある
柳本町石仏群(鎌倉〜)
風化が激しい小石仏 | ||
地蔵・阿弥陀 双仏石(南北朝時代、花崗岩、高さ 53Cm 幅 70Cm) | 阿弥陀石仏(花崗岩) |
長岳寺五智堂(重要文化財、鎌倉時代末期、方一間、本瓦葺)
長岳寺の伽藍から離れた街道沿いに建つ。中央の心柱は大日如来に見立て、四方に梵字を刻んだ額を掲げて金剛界五仏を形成する
中山念仏寺・中山観音堂・関の地蔵・旭寺跡 石仏と石塔-目次!
金剛界五仏西面、蓮座の木材を張り付け、その上に阿シュク如来(ウーン)種子を刻む
*JR桜井線「柳本駅」下車 徒歩
(平成19年12月24日)