牛ヶ峰大日如来磨崖仏

 牛ヶ峰(うしがみね)大日如来磨崖仏(奈良県山辺郡山添村牛ヶ峰)

牛ヶ峰大日如来磨崖仏(室町時代前期、花崗岩、高さ 約300Cm 幅242Cm)

大日如来は、唐草文様風の宝冠をかぶり、衣文の線も丁寧に刻まれている
巨石に線刻された智拳印を結ぶ金剛界大日如来坐像 大日如来の下部。蓮華座と足の部分は、拡散しバランス感に欠けている

大日如来は岩窟寺院(岩屋寺)の本尊である

岩屋洞内の護摩壇。五輪塔は桃山時代、天正八年(1580)の銘がある
蓮華を両手で持ち、蓮華上には五輪塔が刻まれている(享保七年) 錫杖と宝珠を持った地蔵菩薩(江戸時代中期 享保四年 1719年)

巨岩は、下の小さめの石で支えられ、中は岩屋になっており護摩壇を設けている

岩屋桝型全景(高さ 16m、幅10m、奥行6mの巨岩)
巨岩の中央に桝型が彫られている 碑   文

桝型は本来仏像を安置する石の厨子、すなわち石龕(せきがん)であったと思われる(現地案内板)

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 牛ヶ峰共同墓地の石仏(山添村牛ヶ峰)

牛ヶ峰共同墓地石碑群
牛ヶ峰共同墓地地蔵磨崖仏 牛ヶ峰共同墓地石碑

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*JR・近鉄奈良駅より奈良交通バス北野行きに乗車、「大橋バス停」下車 徒歩

(撮影:平成19年9月22日)