的野の石仏(2)地蔵・阿弥陀磨崖仏

 的野地蔵磨崖仏(奈良県山辺郡山添村的野)

的野地蔵磨崖仏(村指定文化財、鎌倉時代後期 正安三年 1301年、花崗岩、像高 90Cm)

蓮華座に立ち、右手に錫杖、左手に宝珠を持つ地蔵菩薩立像。向かって左側光背に「正安三年(1301)三月十日信賢 信順」の銘がある

蓮座の蓮弁は二枚重ねになっている古い形式の蓮弁。お顔は、写実的あるいは個性的

 的野阿弥陀磨崖仏(山添村的野)

的野阿弥陀磨崖仏(鎌倉時代後期、像高 約150Cm)

舟形光背を彫りくぼめ来迎印の阿弥陀を厚肉彫りする。顔立ちは写実的で、体は細く長身。法隆寺の百済観音を思わせる流麗なスタイル

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阿弥陀磨崖仏は、布目川の対岸にあり川を渡ることはできない。

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*JR・近鉄奈良駅より奈良交通バス 北野行きに乗車、「大橋バス停」下車 徒歩

(撮影:平成19年9月22日)