茶畑(ちゃばたけ)の地蔵石仏(奈良県奈良市誓多林町)
茶畑(ちゃばたけ)の地蔵石仏 (南北朝時代、花崗岩、高さ 195Cm 像高 155Cm)
柳生街道の石切峠から東方へ約 500m。茶畑の中に、舟形光背を負い、右手に錫杖、左手に宝珠を持つ大きい地蔵石仏が立っている |
地蔵のお顔は、穏やかな表情に彫られている
花崗岩で一石から彫りだされた地蔵石仏は、厚肉彫りされ、錫杖頭の造りや衲衣など丁寧に彫られている |
地蔵 胴部
右手に宝珠を持ち、左手に錫杖を握る。衲衣も柔らかく表現される
地蔵 下部
蓮華座は、つくられていない
如意輪観音(江戸時代後期 文化十一年 1814年、花崗岩) | 徳本上人念仏供養塔(六字名号を独特の書体で刻む) |
如意輪観音石仏は、上部に六臂の如意輪観音を刻み、その下に「文化十一口年(1814)、八月吉日、十九夜観世音講中」の刻銘がある
江戸時代後期の文化十一年(1814)に、月待講が作った十九夜塔。講は女性によるものが主で、十九夜に月待をして安産を祈願し、会食雑談をした。
茶畑の中に立つ地蔵石仏
*柳生街道の石切峠から東方向へ約 500m。
(撮影:平成22年6月10日)