当麻寺(たいまでら)(奈良県葛城市当麻1263)
碑面に「南無阿弥陀仏」の六字名号を刻む大形板碑。室町時代後期 大永七年(1527)の紀年銘がある。
当麻寺(たいまでら)六字名号板碑 (室町時代後期 大永七年 1527年、花崗岩、高さ 256Cm 幅46Cm)
本堂に向って右端、手前に立つ。関西では珍しい大型の名号板碑。ほぼ中央で二分断するが、接続修理が施されている。 |
板碑 頭部
頭部山形は鋭く、下に二段の切込、額部は低い山形状に突出する。
額部の下を枠取りし、蓮座上に大きく「南無阿弥陀仏三界万霊」、両側の束に願主名・紀年銘を刻む。 |
左右の刻銘:「大永七年(1527)丁亥四月八日」、「願主宗胤 敬白」
台 石
複弁反花座の台石上に板碑を立てる。身部下方の蓮座は、薄肉に美しく刻まれている。
刻銘:「願主宗胤 敬白」 | 刻銘:「大永七年丁亥、四月八日」 |
当麻寺(たいまでら)講堂 (重要文化財、鎌倉時代、桁行 七間 梁間 四間、寄棟造、本瓦葺)
*近鉄南大阪線 「当麻寺駅」下車、西方向へ徒歩 約15分。
(撮影:平成22年8月24日、平成25年6月13日)