当麻寺(たいまでら)石燈籠

 当麻寺(たいまでら)(奈良県葛城市当麻1263)

   当麻寺は、高野山真言宗と浄土宗兼帯の寺院。中将姫伝説と当麻曼荼羅で広く知られる。石燈籠は、日本最古の遺品。

当麻寺(たいまでら)石燈籠 (重要文化財、奈良時代前期、凝灰岩、高さ 227Cm)

宝珠、当初のもので、かなり風化している
八角型の石燈籠は、金堂の裏側(南側)、覆屋の中に立っている 火袋、当初の石造のものは欠失し、木製火袋を補う

蕨手(わらびて)をもたない形式で、かなり風化している

中 台

八角型で、下端の各隅に雄大感のある単弁の蓮弁を配する。蓮弁は、奈良時代前期の古瓦文様と同式のもの。

竿は胴張りのある円柱で、中央に二筋の節を巻く。胴張りのある円柱が時代を物語る。現存する石灯籠では、ほぼ全形を残す最古の石燈籠

基 礎

風化磨滅し、上端の蓮弁を失う

当麻寺(たいまでら)の東・西三重塔(国宝、本瓦葺)

当麻寺三重塔・東塔(左側・天平時代建立)と西塔(右側・平安時代初期建立)。高さ24.4m(東塔)・24.81m(西塔)

 当麻寺(たいまでら)名号板碑                              石仏と石塔-目次!

当麻寺 仁王門 (東大門)

 石燈籠(いしどうろう)

*近鉄南大阪線 「当麻寺駅」下車、西方向へ徒歩 約15分。

(撮影:平成19年2月25日・平成20年5月17日・平成22年8月24日、平成25年6月13日)